書籍
INDIAN NOTES AND MONOGRAPHS · VOL. IX · NO. 3 · 1921
原題Reports on the Maya Indians of Yucatan
ユカタンのマヤ先住民に関する報告
1545年・1639年・1861年の記録・1921年版 日本語全訳
マーシャル・H・サヴィルが編集した、ユカタンのマヤ先住民に関する三時代の記録集。サンティアゴ・メンデスの1861年報告、ペドロ・サンチェス・デ・アギラルの1639年覚書、フランシスコ・エルナンデスの1545年報告に、アントニオ・ガルシア・イ・クバスの注記、用語集、参考文献、編者注を収録しています。
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マーシャル・H・サヴィルが編集した、ユカタンのマヤ先住民に関する報告集です。サンティアゴ・メンデスの1861年の記述、ペドロ・サンチェス・デ・アギラルの1639年の覚書、フランシスコ・エルナンデスの1545年の信仰報告を組み合わせ、ガルシア・イ・クバスの注記、用語と参考文献を付しています。
メンデスは体格、生活習慣、労働、旅、家族、信仰を扱い、起床や仕事の時間、荷運び、毎日の水浴びなどを記します。性格や道徳を民族全体の性質として評する部分には、観察者の価値観が強く表れています。1847年の蜂起以後の東部ユカタンにも触れ、チャン・サンタクルスの勢力と、白人側にとどまった先住民との対立を、報告者側の立場から描きます。
アギラルはキリスト教化の後も続く信仰や慣習を「迷信」「偶像崇拝」として扱い、見聞を聖書や古い宗教との比較で理解しようとします。エルナンデスの早い時期の報告と合わせると、征服に近い時代の信仰記述から、教化上の問題としての記録への変化が見えます。
年代と目的の異なる三つの文章は、不変のマヤ文化像を示すものではありません。生活の観察、信仰への介入、政治的な対立が、同じ地域の人々の記述をどう変えたかを読み比べられる構成です。
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- 原刊
- ニューヨーク、Museum of the American Indian, Heye Foundation、1921年
- 翻訳版
- 51頁
- 図版・挿図
- 0点
- 原刊言語
- 英語・スペイン語
SOURCE & PUBLICATION DATA
底本・公開情報
- 底本
- Marshall H. Saville, ed., Reports on the Maya Indians of Yucatan, Indian Notes and Monographs, Vol. IX, No. 3(New York: Museum of the American Indian, Heye Foundation、1921年)。
- 権利・利用条件
- 1545年・1639年・1861年の原記録および1921年刊行本文は、著作権保護期間を満了しています。Internet Archiveに掲載されたSmithsonian Libraries所蔵本のデジタル画像には、公開元の利用条件が適用される場合があります。
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