扶桑国という名のアメリカの表紙

論文

FOU-SANG · 1844

原題L’Amérique sous le nom de pays de Fou-Sang

扶桑国という名のアメリカ

Charles Hippolyte de Paraveyシャルル=イポリット・ド・パラヴェイ

中国史料の扶桑国をアメリカと同定し、古代のアジアと新世界の交流を論じた1844年の論考です。ド・ギーニュ、クラプロートらの議論を検討し、仏教伝来とメキシコの伝承・遺物を関連づけます。1844年パリ刊別刷を底本としました。

詳細概要 詳細概要を閉じる

中国史料の扶桑国をアメリカと同定し、コロンブス以前のアジアと新世界の交通を論じたパラヴェの論考です。ド・ギーニュの説を擁護し、扶桑国を日本とするクラプロートの議論に反論します。五世紀末に中国へ来た沙門・慧深の報告とされる記事から、距離、方角、植物、家畜、文字、習俗を取り出し、アメリカに該当すると考える事例を探します。

扶桑の木を桑、カジノキ、マゲイなどと結びつけ、織物や紙、食物への利用を比較します。ブドウについては北アメリカの野生種やヴィンランドを挙げ、馬や牛、車などの一致しない記述には、誤訳、動物名の転用、家畜の絶滅という説明を与えます。

後半では扶桑国への仏教伝来の記事を、メキシコやユカタンの建築・彫刻、トルテカの移住伝承、暦と関連づけ、日本やカムチャツカを経る航路も検討します。これらは著者の古代交流説を支える推論であり、形や語の類似を伝播の証拠とみなすことや、反例を失われた慣習で説明することには飛躍があります。

歴史先住民研究アメリカ大陸メキシコアジアフランス語扶桑国慧深仏教中国大陸間交流

EPUBは本文リフロー型です。読書アプリの画面幅・文字サイズ・縦横表示に合わせて組み替わります。

原刊
Paris: Treuttel et Wurtz et Bureau des Annales de philosophie chrétienne, 1844.
翻訳版
21頁
図版・挿図
0点
原刊言語
フランス語

SOURCE & PUBLICATION DATA

底本・公開情報

底本
Charles Hippolyte de Paravey, L’Amérique sous le nom de pays de Fou-Sang, Paris, Treuttel et Wurtz et Bureau des Annales de philosophie chrétienne, 1844. 原刊27頁。
権利・利用条件
原著本文はパブリックドメインです。IAの照合資料cihm_21966には個別のCCライセンス指定がなく、本訳にはその原刊画像を転載していません。電子化本文の公開元はProject Gutenberg第35134号です。利用条件:https://www.gutenberg.org/policy/license.html 。本日本語訳には再利用許諾を付与しません。
公開日
更新日

DOCUMENT READER

日本語翻訳版 PDF

PDFは自動では読み込みません。閲覧するときだけ下のボタンを押してください。