書籍
NARRATIVE OF A JOURNEY TO GUATEMALA · 1839
原題Narrative of a Journey to Guatemala, in Central America, in 1838
グアテマラ旅行記
1839年初版・献辞・目次・全24章・原注 日本語全訳・校訂版
アメリカ合衆国政府の任務で中央アメリカへ赴いたジョージ・ワシントン・モンゴメリーが、1838年の旅を記した旅行記。ニューヨークからハバナ、トルヒーリョ、ベリーズ、イサバル、サン・サルバドルを経てグアテマラ市へ至り、ベラパス経由で帰国する旅程に加え、中央アメリカの地理、人口、交易、政治情勢、カレーラ蜂起を叙述しています。献辞、目次、本文全24章、原注、諸表を収録しています。
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ジョージ・ワシントン・モンゴメリーが、米国政府の任務で1838年に中央アメリカを訪れた旅を記した旅行記です。ニューヨークからハバナ、トルヒーリョ、ベリーズ、イサバルを経て内陸へ入り、サン・サルバドルとグアテマラ市を訪れ、ベラパス経由で帰ります。行程に沿う見聞に、中央アメリカの地理、人口、交易、政治情勢の説明を組み込み、都市と道中の両方を描いています。
沿岸の移動では港と船の便が重要です。ベリーズでイサバル行きの蒸気船を知って乗船する場面には、著者がこの地域をどのような場所と想像していたか、実際の交通がその予想をどう変えたかが現れます。海から川や湖、陸路へ乗り換える旅を追うことで、港と内陸都市がどのような経路で結ばれ、どこで待機や手配が必要だったかを知ることができます。
町や農村では、同行者の知人、農場主兼商人、家政婦などのもてなしが具体的に記されます。チョコレートを出す家、旅人を迎える人物、家の中庭や庭園の説明は、抽象的な国民性の評価よりも生活の場に近い記録です。平屋の家が広い面積を占めながら明るく便利だと評する箇所からは、著者が自分の生活経験と比較して建築を理解したこともわかります。
道中の谷、尾根、シエラ、火山の景観には繰り返し筆が向けられます。自然の描写は移動の苦労と休息の印象を形づくり、地域差を実感させます。ベラパス方面では住民との会話や言葉の聞き取りも現れ、短いやり取りから意味を理解しようとする場面が残ります。旅行記は体系的な言語研究ではありませんが、異なる言葉を使う人々との接触の様子を伝えます。
政治については中央アメリカの不安定な情勢とカレーラの蜂起が扱われ、旅人の移動が共和国の動揺と同じ時代に行われたことが明らかになります。政府任務を帯びた米国人という著者の位置は、関心を寄せる交易や政治の問題、出会える人々を方向づけています。すべての住民を代表する記述ではありませんが、港、商人、家、道、政情を一つの行程から読むことで、1830年代末の中央アメリカが外部の観察者にどう見え、どのような実際のつながりによって旅が成り立ったかを捉えられます。
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- 原刊
- ニューヨーク、Wiley & Putnam、1839年
- 翻訳版
- 174頁
- 図版・挿図
- 1点
- 原刊言語
- 英語
SOURCE & PUBLICATION DATA
底本・公開情報
- 底本
- George Washington Montgomery『Narrative of a Journey to Guatemala, in Central America, in 1838』(New York: Wiley & Putnam、1839年初版)。
- 権利・利用条件
- 1839年原刊本文は米国・日本ともに著作権保護期間を満了しています。Biodiversity Heritage Libraryは当該資料を「Not in copyright」と表示しています。デジタル画像には公開元および所蔵館の利用条件が適用される場合があります。
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