書籍
LITERATURE · 1897
原題Los Nazarenos: novela histórica
ナサレノス
歴史小説
17世紀のグアテマラを舞台に、パディリャ家とカランサ家の対立、ロドリゴ・デ・アリアス・マルドナドの生涯、植民地社会の宗教と政治を織り込んだ歴史小説です。フランシスコ・マロキン大学所蔵、Internet Archive公開の1897年第3版を底本としています。
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ホセ・ミリャがサロメ・ヒルの筆名で著した、17世紀のグアテマラを舞台とする歴史小説です。貴族のパディリャ家とカランサ家の不和が王国の騒動へ広がるなか、ロドリゴ・デ・アリアス・マルドナドの生涯を結びつけて物語が展開します。恋愛、家の名誉、党派の対立、宗教生活が絡み合い、植民地都市の人間関係を描きます。
作者は1867年版の序言で、古い年代記に記された両家の争いと、ホセ・ガルシアの『ベツレヘム修道会史』にあるロドリゴについての記述を、創作の基礎としたことを説明しています。同時に、主人公の生涯とサンティアゴ・デ・カリマヤ伯爵の統治期の事件を結びつけるため、年代順を変更したと明言しています。史実をそのまま時系列に並べた歴史書としてではなく、史料の断片に想像力を加えた小説として読むべき作品です。
超自然的な出来事も、当時の民間伝承や年代記に見られる語りとして登場します。作者はそれらを、物語の時代に人々が認めていた事柄であり、詩情と劇的な興味を備えた素材として扱っています。宗教的な伝承と世俗の争いが同じ物語の中に置かれ、人物の行動を通して、権威、信仰、名誉の関係が浮かび上がります。
使用した底本は、グアテマラのE・グボー商会が1897年に刊行した第3版で、『ホセ・ミリャ全集』第2巻に当たります。フランシスコ・マロキン大学ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス図書館のルイス・ルハン・ムニョス・コレクション所蔵本が、Internet Archiveで公開されています。1867年版の序言、リカルド・カサノバ・イ・エストラダの序文、全55章と結語、巻末目次を収めます。
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- 原刊
- Guatemala: E. Goubaud y Cía., 1897. Tercera edición; Obras completas de don José Milla, tomo II.
- 翻訳版
- 363頁
- 日本語訳表紙
- 1点
- 原刊言語
- スペイン語
SOURCE & PUBLICATION DATA
底本・公開情報
- 底本
- José Milla (Salomé Jil), Los Nazarenos: novela histórica. Tercera edición. Guatemala: E. Goubaud y Cía., 1897. Obras completas de don José Milla, tomo II. 前付、本文1–364頁、目次365–366頁。
- 権利・利用条件
- 公開元は原著の権利状態をパブリックドメイン(NOT IN COPYRIGHT)と表示しています。底本および肖像画像の出典は、フランシスコ・マロキン大学所蔵、Internet Archive公開の1897年版です。
- 公開日
- 更新日
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