アントニオ・マルヒル修道士のラカンドン人報告(1695年)の表紙

論文

ZEITSCHRIFT FÜR ETHNOLOGIE · 1882

原題Fray Antonio Margil über die Lacandones, 1695

アントニオ・マルヒル修道士のラカンドン人報告(1695年)

1882年刊・原刊130–132頁・導入・書簡抄訳・原注 日本語全訳

Sebastián Marimón y Tudóセバスティアン・マリモン・イ・トゥドー

セビーリャのインディアス総文書館で確認された1695年7月9日付書簡を紹介する短報。ラカンドン人の宗教儀礼、新火、供献、カシケの役割を記す導入・ドイツ語抄訳・原注を省略なく訳しています。

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一六九五年七月九日付の宣教師アントニオ・マルヒルの書簡を紹介し、ラカンドン人の地理知識と宗教儀礼を伝える短報です。導入に続く抄訳には、通訳と各家を訪ね、老人たちから川や湖への道を聞き、複数の証言を照合して地図を作ったことが記されます。

マコム神の祭りでは、村の炉を消すこと、偶像の前で火とコパルを保つこと、新たな供献を行うことが描かれます。飲酒するカシケ、素面を保つ四人の有力者、森へ退く住民という役割分担も記されています。さらに、カシケの権威に関わる二十日間の葉巻の祭りを取り上げ、贈り物、身体の黒塗り、飲食と踊りを紹介します。

カシケを王や聖職者にたとえる表現には宣教師の理解が反映されます。紹介時点の人々と十七世紀末の住民を同一視する説明にも留意が必要ですが、火の更新と首長権をめぐる儀礼を具体的に伝える資料です。

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原刊
ベルリン、『Zeitschrift für Ethnologie』第14巻、1882年、130–132頁
翻訳版
3頁
図版・挿図
0点
原刊言語
ドイツ語・スペイン語

SOURCE & PUBLICATION DATA

底本・公開情報

底本
Sebastian Marimon y Tudó「Fray Antonio Margil über die Lacandones, 1695」『Zeitschrift für Ethnologie』Bd. 14(Berlin、1882年)pp. 130–132。
権利・利用条件
1882年原刊本文はパブリックドメインです。公開画像の利用条件はベルリン国立博物館群Digi-Hubの当該項目表示に従います。
公開日
更新日

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