書籍
IMPRENTA NACIONAL · 1916
原題El terremoto del 6 de septiembre de 1915 y los demás terremotos de El Salvador
1915年9月6日の地震とエル・サルバドルのその他の地震
フアユア地震の現地調査・震度分布・耐震建築
ホルヘ・ラルデが1915年9月6日のフアユア地震を現地調査と各地の証言から分析し、震度、震央、地質との関係、エル・サルバドルの地震史、耐震建築と防災上の提言をまとめた1916年刊の地震学書です。
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ホルヘ・ラルデが、一九一五年九月六日のフアユア地震を現地調査と各地からの証言によって分析した、一九一六年刊の地震学書です。地震の時刻と継続時間、強さ、揺れの方向、関連する現象、震央と地質の関係を順に扱い、エル・サルバドルの過去の地震も比較します。最後に耐震建築と観測体制への提言を置き、被害の記録を将来の損失を減らす実践へ結びつけようとすることが、全体を通じた目的です。
著者は、繁栄していたフアユアの破壊と周辺の被害を、地震の多い国で暮らす人びとの危険を再認識させる出来事と捉えます。各地の報告を集め、壁の倒壊や亀裂、道路の崩れ、住民の反応などを強さの判断材料とします。場所ごとに震度を付す記述は、機器の記録だけでは把握できない被害の広がりを示します。一方、揺れを感じた向きと、破壊が最も強かった向きは同じではないと説明し、証言の中身を分類して読む必要を示しています。
震央と震源を扱う章では、直近の地震と過去の地震を国土の地質に関連づけ、個々の災害を広い地震活動の一部として考えます。継続時間、方向、余震やその他の現象をまとめる作業は、観察の条件が異なる情報から一つの地震像を組み立てる試みです。著者は知識、費用、各町に滞在できる時間の不足を認め、すべての望ましい結果を得たとは主張しません。現地のデータに外国の観測所の機器記録が加わることを期待しており、異なる情報源の補完を意識しています。
実践的な結論では、危険な建築方式を規制する法律、耐震上の観点からの建築の見直し、各地の観測所と訓練された観測者、社会全体への知識の普及を求めます。衛生のために建築を規制するのと同様に、地震への備えを公共的な課題とすべきだという主張です。具体的な原因論や建築上の判断は当時の科学的知識に基づくため、現在の耐震設計や防災指針として利用するものではありません。本書は、地震の被害を数値と証言へ変え、それを制度と教育の問題へ展開した初期の地域研究として読めます。一つの地震の記録にとどまらず、災害を繰り返す社会が観測と予防をどのように組織すべきかを問う著作です。
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- 原刊
- サン・サルバドル、Imprenta Nacional、1916年
- 翻訳版
- 108頁
- 図版・挿図
- 0点
- 原刊言語
- スペイン語
SOURCE & PUBLICATION DATA
底本・公開情報
- 底本
- Jorge Lardé, El terremoto del 6 de septiembre de 1915 y los demás terremotos de El Salvador, San Salvador: Imprenta Nacional, 1916 (publicado el 30 de agosto de 1916); reprinted in Anales del Museo Nacional “David J. Guzmán”, tomo IV, no. 12 (marzo de 1953), pp. 6–73.
- 権利・利用条件
- REDICCESの底本号個別書誌は「Obra en dominio público」と明記し、Public Domain Mark 1.0を表示しています。本版はパブリックドメインの1916年刊本文、著者注、数表の文字情報のみを用い、BINAES/REDICCESのスキャン画像、再録誌面、1953年の編集的要素を収録していません。
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