チャマの器の表紙

論文

DAS GEFÄSS VON CHAMÁ · ZEITSCHRIFT FÜR ETHNOLOGIE · 1895

原題Das Gefäss von Chamá

チャマの器

1895年刊・原刊770–776頁・本文・引用・図1–5および補図 日本語全訳

Erwin P. Dieseldorffエルヴィン・P・ディースルドルフ

チャマ出土の彩色土器図像をめぐり、暦、供犠、ククルカン、死の日々の神格を論じた考古学論文。編集部導入、本文、ランダほかの引用、図1–5・図1a・図2aと図注を省略なく訳し、原刊で分載された図像も欠落なく収録しています。

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ディースルドルフが、チャマ出土の彩色土器をめぐり、フォルステマン、ゼーラーとの解釈の相違に答えた論文です。器の模写の信頼性、人物の持物、火起こし、暦の周期、ククルカンの表現を検討します。

著者は原品から透写したと述べ、写真では色と曲面を十分に捉えられないと主張します。浮彫についても、照明の方向や風化、欠損が線の見え方を変えると指摘し、図の記録方法を解釈の前提として論じます。

人物の持物を火を吹く道具とみるか、身分を示す扇とみるかが争点です。槍を持つ人物から祭司の可能性を除く議論には、ランダの記述を引いて役割の重なりを示します。さらに洞窟の土器浮彫やコパンの神像を比較し、骨、頭部、貝殻、日の束などから、死の時期と新しい周期をつなぐ儀礼を想定します。

ククルカンを人、鳥、二重の蛇として捉え、生命、光や空気、時間の支配へ結び付けるのは著者の宗教解釈です。一つの器の細部から、他の遺物と植民地期文献を通じて広い体系を組み立てようとしています。

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原刊
ベルリン、『Zeitschrift für Ethnologie』第27巻、1895年、770–776頁
翻訳版
11頁
図版・挿図
7点
原刊言語
ドイツ語

SOURCE & PUBLICATION DATA

底本・公開情報

底本
Erwin P. Dieseldorff「Das Gefäss von Chamá」『Zeitschrift für Ethnologie』Bd. 27(Berlin、1895年)Verhandlungen der Berliner Gesellschaft für Anthropologie, Ethnologie und Urgeschichte, pp. 770–776。1895年10月付。
権利・利用条件
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更新日

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