カウアクと雷電記号についての補足資料の表紙

論文

CAUAC AND THUNDERBOLT SIGNS · THE MAYA SOCIETY QUARTERLY · 1932

原題Further Data on the Cauac and Thunderbolt Signs(“Glyph Studies” 所収)

カウアクと雷電記号についての補足資料

1932年刊・原刊68–70頁・編集者導入・書簡抄・論評 日本語全訳

E. P. Dieseldorff / W. Gatesエルヴィン・P・ディースルドルフ(書簡)/W・ゲイツ(編集・論評)

ディースルドルフがコバンから送った書簡のうち、カウアク、雷電記号、ケクチ暦に関する二箇所を、W・ゲイツが導入と論評を添えて掲載した文字研究資料。編集者の挿入評を含む収録範囲を全訳しています。

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ディースルドルフの書簡にW・ゲイツが導入と論評を付した、1932年のマヤ文字研究資料です。カウアクと雷電の記号を、植物名、動物の姿、マヤ諸語の語義、信仰から解釈します。

ポコム語辞書の「犬の舌」という植物名と雷電の語の関係を取り上げ、ディースルドルフは犬を雷光ではなく雨の象徴と考えます。犬形の笛は、雨をもたらす天の犬を呼ぶ道具だと解釈します。一方、火を持つ動物は犬ではなく「猿獅子」だとし、夜行性、素早い動き、長い舌をドレスデン絵文書の図と比較します。

ケクチの雷鳴と断崖の呼称、崖を神々とみる信仰も論点になります。ゲイツはこれをオクとシュルの字形の区別へ結びつけますが、いずれも当時の解読上の提案です。末尾では播種期、綿の栽培、語彙の特徴から、ランキンで入手された暦をカハボンのような低地の文書とみなすべきだと論じます。

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原刊
『The Maya Society Quarterly』第1巻第2号、1932年3月、68–70頁
翻訳版
4頁
図版・挿図
0点
原刊言語
英語

SOURCE & PUBLICATION DATA

底本・公開情報

底本
E. P. Dieseldorff書簡抄、W. Gates導入・論評「Glyph Studies」所収『The Maya Society Quarterly』vol. I, no. 2(March 1932)pp. 68–70。
権利・利用条件
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