論文
AUSGRABUNGEN IN COBAN · ZEITSCHRIFT FÜR ETHNOLOGIE · 1893
原題Ausgrabungen in Coban
コバンにおける発掘
1893年刊・原刊374–382頁・本文・ヴィルヒョウ分析報告・図1–11 日本語全訳
コバン近郊とチャマ渓谷で出土した彩色・線刻土器、埋葬、供献皿、黄鉄鉱片などを報告する発掘論文。編集部導入、ディースルドルフ本文、図1–11と図注、脚注、ルドルフ・ヴィルヒョウによる骨・顔料・鉱物試料の分析報告を省略なく訳しています。
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ディースルドルフがコバン近郊とチャマ渓谷の発掘成果を報告した1893年の論文です。土器、埋葬、供献皿、石製ビーズ、黄鉄鉱を記載し、末尾にはヴィルヒョウによる樹脂や鉱物試料の分析報告を収めます。
チャマでは、土器片の層の下から、樹脂状の物質と供献皿、磨いた鉱物、焼けて割れたビーズが見つかりました。さらに下の石囲いには、脚を胴へ引きつけた人骨と、獣の頭骨、土器などがありました。著者は出土位置と組み合わせを示し、器物の穴や溝から用途を考えます。
線刻のある水差しは、底と注口が無傷であることから、埋葬用に作られたと推測します。神像の半月、貝、水流、文字記号を絵文書と比較し、月や雨に関わる神とする説を提示します。遺跡を築いた人々についても、自身のケクチ人説とザッパーのチョル人説を併記しています。
付加報告では樹脂の溶解性を調べ、コパルという当初の見立てに疑問を呈します。鉱物の同定も含め、現地での推測が別の専門家による分析で検討し直される内容です。
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- 原刊
- ベルリン、『Zeitschrift für Ethnologie』第25巻、1893年、374–382頁
- 翻訳版
- 13頁
- 図版・挿図
- 11点
- 原刊言語
- ドイツ語
SOURCE & PUBLICATION DATA
底本・公開情報
- 底本
- Erwin P. Dieseldorff「Ausgrabungen in Coban」『Zeitschrift für Ethnologie』Bd. 25(Berlin、1893年)Verhandlungen der Berliner Gesellschaft für Anthropologie, Ethnologie und Urgeschichte, pp. 374–382。1893年6月10日付。Rudolf Virchowの試料分析報告を付す。
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