書籍
HISTORY · 1904
原題La guerra de tres años: apuntes para la historia de la Reforma
三年戦争
レフォルマ史のための覚書
1857年末から1860年末までのレフォルマ戦争を、ハリスコ州とグアダラハラを中心に記した歴史書です。立憲派と保守派の軍事行動、州政府の運営、教会と社会の動向を、布告、書簡、戦闘報告などを交えて月ごとにたどります。トロント大学ロバーツ図書館所蔵、Internet Archive公開の1904年改訂増補版を底本としました。
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マヌエル・カンブレが、1857年12月から1860年末までのメキシコのレフォルマ戦争を、ハリスコ州の政治と軍事を軸に記した歴史書です。1904年版は、1892年に刊行したハリスコ州の戦史を改訂・増補したものです。全国的な政権対立と地方の戦争経験を結びつけ、グアダラハラの占領、包囲、奪回を繰り返した内戦の推移を月ごとにたどります。
叙述はコモンフォルトの大統領就任、タクバヤの反乱、フアレスの拘禁と立憲政府の成立から始まります。ハリスコが憲法秩序の維持を掲げて諸州と連携し、フアレスの政府を迎えた経緯に続き、グアダラハラでの反乱と大統領の危機、保守派による市の占領を詳しく扱います。以後は、デゴリャド、オガソン、ミラモン、マルケスらの行動を追いながら、ハリスコ、コリマ、テピク、バヒオなどの戦況を結びつけて描きます。
戦闘の経過だけでなく、戦争を支えた資金、徴募、行政、宗教的動員にも多くの紙幅を割いています。強制貸付や資金輸送隊の接収、都市の要塞化、聖職者の声明、レフォルマ諸法に対する抗議、住民への迫害、ゲリラ活動などが、軍の移動や指揮官の交代とともに現れます。布告、書簡、戦闘報告、協定などを引用するため、後世の説明と当時の当事者の言葉を照合しながら読むことができます。
著者の評価は立憲派・自由主義の側に立ち、相手方を「反動派」と呼ぶなど、叙述には明確な政治的立場があります。一方で、自由派指揮官の失策や内部対立も扱っており、単に勝敗を並べた戦記ではありません。中央の政治史だけでは見えにくい地方政府の判断、都市社会の分裂、軍事行動が住民生活へ及ぼす影響を検討するための資料です。トロント大学ロバーツ図書館所蔵、Internet Archive公開の1904年版を使用しています。
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- 原刊
- Guadalajara: Imprenta y Encuadernación de José Cabrera, 1904.
- 翻訳版
- 675頁
- 日本語訳表紙
- 1点
- 原刊言語
- スペイン語
SOURCE & PUBLICATION DATA
底本・公開情報
- 底本
- Manuel Cambre, La guerra de tres años: apuntes para la historia de la Reforma. Guadalajara: Imprenta y Encuadernación de José Cabrera, 1904. xiv, 616 p. 1892年版の改訂増補版。
- 権利・利用条件
- 底本の権利:原著本文と序文は、著者の没年と公刊年に照らし、日本およびメキシコにおける財産権としての著作権の保護期間が満了していると判断した。 公開機関の利用条件:Internet Archiveは、公開資料の著作権状態を保証せず、利用者の責任で、権利を侵害することなく適用法令に従って利用することを求めている(Terms of Use/公式案内「Rights」、https://help.archive.org/help/rights/)。本書の個別配信ページとメタデータには、スキャン画像の個別の利用許諾表示は確認できない。所蔵・資料提供はトロント大学ロバーツ図書館、電子版の公開はInternet Archiveによる。
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