サアグン『ヌエバ・エスパーニャ史』ナワトル語版についての表紙

論文

CONGRÈS INTERNATIONAL DES AMÉRICANISTES · 1890

原題On the Nahuatl Version of Sahagun’s Historia de la Nueva España

サアグン『ヌエバ・エスパーニャ史』ナワトル語版について

マドリード王室図書館所蔵写本の報告・1890年刊 日本語全訳

Daniel G. Brintonダニエル・G・ブリントン

ダニエル・G・ブリントンが、マドリード王室図書館所蔵のサアグン『ヌエバ・エスパーニャ諸事物史』ナワトル語写本を調査し、その構成、筆跡、成立過程と資料的価値を報告した1890年刊論文です。

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ブリントンがマドリードの王室図書館で調査した、サアグン『ヌエバ・エスパーニャ史』のナワトル語写本に関する報告です。三百葉に少なくとも四種類の筆跡を認め、完成稿の別言語版ではなく、刊本で使われなかった先住民資料を含む草稿集として評価します。

写本を葉ごとにたどり、神々、祭礼と供犠、暦、年の始まりに関する手紙、三十七柱の神々の彩色図などを紹介します。太陽・月・星の起源を記す箇所では、スペイン語訳、ナワトル語原文、釈義が三欄に並び、別筆の同じ物語も残ります。これを手掛かりに、先住民の記録をサアグンと協力者が訳・注を伴う稿へ整えた過程を推測します。

ウィツィロポチトリの章では刊本と原文を比較し、省略や意味の取り落としを指摘します。頭韻、母音韻、語尾の選択から伝承詠唱の形式が残ると論じ、ナワトル語部分の刊行を求めています。

写本研究ナワトル語書誌学論文一次史料メキシコヌエバ・エスパーニャメソアメリカ英語ベルナルディーノ・デ・サアグンフィレンツェ絵文書ナワトル語写本王室図書館写本調査19世紀

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原刊
ベルリン、第7回国際アメリカニスト会議録(1888年会期)、W. H. Kühl、1890年、83–89頁
翻訳版
6頁
図版・挿図
0点
原刊言語
英語・ナワトル語

SOURCE & PUBLICATION DATA

底本・公開情報

底本
Daniel G. Brinton, “On the Nahuatl version of Sahugun’s Historia de la Nueva España,” Congrès International des Américanistes, Compte-rendu de la septième session, Berlin 1888, Berlin: Librairie W. H. Kühl, 1890, pp. 83–89.
権利・利用条件
1890年刊の原著本文はパブリックドメインです。Internet Archiveは所蔵資料の著作権状態を保証せず、利用者に、自己責任で適用法を遵守し、利用を権利非侵害またはフェアユースの範囲に限るよう求めています。個別資料にCreative Commons等のライセンス表示がある場合は、その表示を信頼する範囲で当該条件によるとしています。 本版は原著の文字情報のみを用い、誌面画像を収録していません。
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