論文
PROCEEDINGS OF THE AMERICAN PHILOSOPHICAL SOCIETY · 1887
原題Critical Remarks on the Editions of Diego de Landa’s Writings
ディエゴ・デ・ランダ著作諸版への批判的考察
ブラッスール版・ラダ版・マヤ文字資料の版本研究・1887年刊 日本語全訳
ダニエル・G・ブリントンが、ディエゴ・デ・ランダのユカタン記録について、ブラッスール・ド・ブルブール版とラダ・イ・デルガード版の本文・訳文・注釈を比較批判した1887年刊の版本研究です。
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ブリントンが、ランダのユカタン記述の一八六四年ブラッスール版と一八八四年マドリード版を比較した史料批判です。本文、訳文と注、文字・図形の三つに分け、版の違いがマヤの習俗や制度の理解へ及ぼす影響を検討します。
本文では、原本にない節区分、不自然な段落分け、相当部分の省略、意味を変える転写を指摘します。語彙の検討ではマヤ語辞書や他の記録を用い、地名の区切り、神名の接頭辞、洗礼名、兵士の俸給などの誤解を具体的に示します。
綿の防具に塩を詰めたという説明は、ランダ自身または情報提供者が、マヤ語の塩と撚り紐を取り違えたのではないかと推測します。暦記号、カトゥン輪、いわゆるアルファベットでは、向き、付属線、図形のまとまりを比較します。
ブラッスールの模写が全般には正確なことも認めつつ、新版で比較可能になった点を評価します。編者だけでなく原著者の聞き取りにも誤りの可能性を認め、文言と図を根拠に読解を修正していく論文です。
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- 原刊
- フィラデルフィア、『Proceedings of the American Philosophical Society』第24巻第125号、1887年、1–8頁
- 翻訳版
- 9頁
- 図版・挿図
- 0点
- 原刊言語
- 英語
SOURCE & PUBLICATION DATA
底本・公開情報
- 底本
- Daniel G. Brinton, “Critical Remarks on the Editions of Diego de Landa’s Writings,” Proceedings of the American Philosophical Society, vol. 24, no. 125, 1887, pp. 1–8.
- 権利・利用条件
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