ユカタンの古代表音アルファベットの表紙

論文

THE AMERICAN BIBLIOPOLIST · 1870

原題The Ancient Phonetic Alphabet of Yucatan

ユカタンの古代表音アルファベット

マヤ文字とランダ・アルファベット・1870年刊 日本語全訳

Daniel G. Brintonダニエル・G・ブリントン

ダニエル・G・ブリントンが、ディエゴ・デ・ランダの記録したマヤ文字の表音アルファベットとその用例を検討し、トロアノ絵文書との比較を通じてユカタンの古代文字を論じた1870年刊論文です。

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ブリントンが、ランダの記録に見えるマヤ文字を「表音アルファベット」と捉え、解読の可能性を論じた一八七〇年の論文です。写本の焼却と現存資料の少なさを述べ、ランダの説明を解読の入口として評価します。

個々の記号を動物の頭、口、目、耳、水流、方位などの図形から説明し、省略と慣用化によって異体が生まれたと考えます。複合した文字群の分解と読む順序を課題に挙げ、古いマヤ語を理解するため、より充実した辞書の利用を求めます。

ブラッスールが文字を大陸水没の記憶に結び付けた説は批判する一方、シャランセによるパレンケ碑文の神名解釈を好意的に紹介し、そこから建築年代も推定できると期待します。字形の由来、読み、年代はいずれも当時の仮説であり、解読の単位と方法を模索していた段階の議論が示されています。

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原刊
ニューヨーク、『The American Bibliopolist』第2巻、1870年、143–148頁;J. Sabin & Sons刊の個別抜刷3–8頁
翻訳版
12頁
図版・挿図
6点
原刊言語
英語

SOURCE & PUBLICATION DATA

底本・公開情報

底本
Daniel G. Brinton, “The Ancient Phonetic Alphabet of Yucatan,” The American Bibliopolist, vol. 2, 1870, pp. 143–148; separate issue, New York: J. Sabin & Sons, 1870, pp. 3–8.
権利・利用条件
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