書籍
MORAZÁN Y LA FEDERACIÓN · 1887
原題Morazán y la Federación
モラサンと連邦
1887年刊・日本語全訳
フランシスコ・モラサンを中央アメリカの自由と統合を担った人物として描き、連邦の成立と崩壊、その軍事・政治活動を擁護的に論じた歴史書です。英雄像の形成と19世紀の自由主義的な歴史認識を考える資料となります。フランシスコ・マロキン大学所蔵、Internet Archive公開の1887年刊本を底本としました。
詳細概要 詳細概要を閉じる
ホセ・アントニオ・ベテタが1887年に刊行した、フランシスコ・モラサンと中央アメリカ連邦についての歴史的論考です。序文では、偉人が同時代の人々から憎悪や誹謗を受け、後世の歴史によって評価されるという主題を掲げ、モラサンを自由と統合の理想に身を捧げた英雄として位置づけます。全体を通じて、自由主義と連邦主義への共感が叙述の基調となっています。
本文は、独立後の中央アメリカの政治的対立を背景に、モラサンの登場、軍事行動、連邦政治への関与、その挫折と最期をたどります。個々の戦闘や政争を紹介するだけでなく、自由主義的な改革とその反対勢力、諸州間の対立、統一を妨げた政治的条件を関連づけて説明します。モラサンに向けられた非難に応答し、彼の行動と目標の正当性を主張することが、人物の生涯を描く作業と結びついています。
本文の原注や末尾の文書は、著者が参照する歴史叙述や当事者の言葉を示しています。英雄的な比喩や強い価値判断が随所に見られるため、著者による人物評価を、そのまま中立的な事実の記述とみなすことはできません。一方で、モラサンが19世紀末の自由主義者にとってどのような理念の象徴となっていたかを知るうえでは、その熱のこもった語り自体が重要です。メンコス・フランコの『フランシスコ・モラサン伝記素描』と並べて読むことで、連邦の歴史をめぐる記憶と評価の隔たりを検討できます。底本には、フランシスコ・マロキン大学ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス図書館所蔵、Internet Archive公開の1887年刊本を使用しています。
EPUBは本文リフロー型です。読書アプリの画面幅・文字サイズ・縦横表示に合わせて組み替わります。
- 原刊
- Guatemala: Imprenta Silva, 1887.
- 翻訳版
- 145頁
- 日本語訳表紙
- 0点
- 原刊言語
- スペイン語
SOURCE & PUBLICATION DATA
底本・公開情報
- 底本
- José Antonio Beteta, Morazán y la Federación. Guatemala: Imprenta Silva, 1887.
- 権利・利用条件
- 底本の権利:1887年刊。著者ホセ・アントニオ・ベテタは1930年没で、原著本文は著作権保護期間を満了しています。公開機関の利用条件:フランシスコ・マロキン大学ルートヴィヒ・フォン・ミーゼス図書館所蔵本をInternet Archiveが公開しています。デジタル資料の利用については、個別資料の表示およびInternet Archiveの利用規約(https://archive.org/about/terms.php)を参照してください。
- 公開日
- 更新日
- 訂正窓口
- 誤訳・誤植を連絡する ↗
DOCUMENT READER
日本語翻訳版 PDF
PDFは自動では読み込みません。閲覧するときだけ下のボタンを押してください。