中央アメリカ古代文明の地理的分布の表紙

論文

JOURNAL OF THE AMERICAN GEOGRAPHICAL SOCIETY OF NEW YORK · 1876

原題Geographical Distribution of the Ancient Central American Civilization

中央アメリカ古代文明の地理的分布

1876年刊行論文・原刊132–145頁 日本語全訳

Carl Hermann Berendtカール・ヘルマン・ベレント

中央アメリカ古代文明の中心域と外縁を、遺跡、建築技術、民族・言語分布、植民地期記録から総合的に画定した論文。1876年7月10日の会合で朗読された原刊132–145頁を全訳しています。

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ベルントが1876年に発表した、中央アメリカ古代文明の地理的な広がりに関する論文です。遺跡と建築、民族・言語の分布、植民地初期の記録を組み合わせ、文化の中心と周辺を捉えようとします。

著者は、征服に伴う住民の強制移動、文字資料や儀礼用具の破壊によって、研究の証拠が失われたと論じます。同時に、スペイン人の記録にも先住民系著者の記述にも矛盾や伝聞があるとし、出自だけで史料の信頼性を決めないよう求めています。

パレンケとオコシンゴ、コパンとキリグアなどの建築・装飾・彫刻を比較し、年代や民族的帰属について未証明の部分を区別します。言語の検討では、マヤ諸語と、遠く離れたパヌコ川方面のワステカの人々との近縁性を問題にします。伝承だけでは移動の歴史を解けず、言語と遺物の分布を照らす必要があると考えます。

結論では、言語学と考古学の協力を求め、原物や忠実な模造を発見場所・状況に従って分類する博物館の整備を提案します。文明を段階的に評価する十九世紀の枠組みを伴いつつも、異なる種類の証拠を保存し、比較可能にするための具体的な研究構想を示しています。

歴史地理考古学比較言語学中央アメリカメキシコグアテマラホンジュラスニカラグア英語古代文明文化圏言語分布遺跡19世紀後半

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原刊
ニューヨーク、1876年
翻訳版
12頁
図版・挿図
0点
原刊言語
英語

SOURCE & PUBLICATION DATA

底本・公開情報

底本
C. H. Berendt, “Geographical Distribution of the Ancient Central American Civilization,” Journal of the American Geographical Society of New York, vol. 8, 1876, pp. 132–145. 1876年7月10日の会合で朗読された論文。
権利・利用条件
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