論文
LES RUINES DE NAKCUN · JOURNAL DE LA SOCIÉTÉ DES AMÉRICANISTES · 1911
原題Les ruines de Nakcun
ナクン遺跡
1911年刊・原刊4–22頁・本文・原注・図版6点 日本語全訳
ペリニーが1909–1910年に再訪したナクン(現ナクム)遺跡の本格的調査報告。グアテマラ市からコバン、カアボン、サン・ルイスを経てペテンへ入る行程、遺跡の伐開、建築群、石碑、壁画を扱う本文と原注、図版I–III、行程図、平面図、壁画図、全キャプションを省略なく訳しています。
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ペリニーが一九〇九〜一九一〇年にナクン、現在のナクムを再訪した際の調査報告です。グアテマラ市からコバン、カアボン、サン・ルイスを経てペテンへ入る旅と、「都市と建築」の検討を組み合わせます。
行程では山地の石の道から湿った粘土質の土地への変化、コーヒーを運ぶ荷車とラバ、農園主の整備した道を記します。カアボンからは荷運び人と徒歩で進み、食糧を分配し、川を渡り、仮小屋で泊まります。伐採場の道、避難と飲料水の場となる洞窟、大統領の指示による人員確保など、遺跡へ到達するための具体的な条件も詳しく述べます。
建築調査では、部屋の寸法、壁厚、ヴォールト、木の梁、塔状構造、装飾の保存状態を測って記述します。蛇の上に脚を置くジャガーの図、中庭、正面だけの浮彫などを検討し、「司祭の家」と呼ぶ建物についても、監視、防御、神殿といった複数の用途を考えます。入口や機能の分からない小室も残されています。
周囲の小丘から得た土器片、赤や黒の表面、線で彩色された破片も報告します。年代はマヤ暦と西暦の対応が未確定であると認めつつ、文明の初期に属すると推測します。行程図、平面図、写真、壁画図によって、旅の経路と調査時点の建物の状態を示しています。
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- 原刊
- パリ、『Journal de la Société des Américanistes de Paris』第8巻、1911年、4–22頁
- 翻訳版
- 21頁
- 図版・挿図
- 6点
- 原刊言語
- フランス語
SOURCE & PUBLICATION DATA
底本・公開情報
- 底本
- Maurice de Périgny「Les ruines de Nakcun」『Journal de la Société des Américanistes de Paris』tome 8(Paris、1911年)pp. 4–22。DOI: 10.3406/jsa.1911.3724。
- 権利・利用条件
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