文書群
PENN MUSEUM ARCHIVES · PU-MU.1105 · BOX 1 · FOLDER 6
原題Topographical Map of Land Between Tenosique & Piedras Negras, Showing Trails & Projected Cart Roads
テノシケ・ピエドラス・ネグラス間の地形図と付属文書
1930–1931年・全107画像頁 日本語全訳
ペン博物館アーカイブに残る手描き地形図と付属文書群。雇用契約、書簡、電報、道路予備踏査報告、費用見積、構造略図、土器図など、フォルダー全107画像頁を順序どおり翻訳し、図版10紙葉と原資料ファクシミリを無裁断で収録しています。
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1930~1931年のテノシケとピエドラス・ネグラスを結ぶ道路・輸送計画に関する、技師T・イーガン=ワイアーの文書群です。地形図、雇用契約、書簡、電報、予備踏査報告、費用見積、道路断面や装置の略図などから、博物館の考古学調査を実施するための準備が浮かび上がります。発掘の成果ではなく、現地へ人と機材を送り、継続して生活と作業を行う条件を作る仕事が主題です。
雇用契約は月額報酬と経費、私的支出の除外、節約、正確な会計、頻繁な報告を定めています。その後の往復書簡では、現場の技師と博物館側のメイソンが、費用と工事の必要性を調整します。道路の出来が必要以上によいのではないかという評価や、作業終了前に送金停止のため知らせてほしいという指示から、技術的な判断が予算管理と常に結びついていたことがわかります。
予備踏査は、エル・チナル、王道、タペスコ山から遺跡へ至る経路を検討し、労働者、進捗、切土と盛土、仮設野営地、物資輸送を見積もります。険しい場所で荷車を上下させる木桁路と巻揚げ装置の案は、単純に道路を一本通すだけでは解決しない地形上の問題を示します。見積額は概算であり、現地で追加の整地が必要なら増えるという説明も繰り返されます。
輸送計画にはトラクター、貨車、自動車、ボート、艀、丸太筏が登場し、陸上と水上の手段を組み合わせます。恒久野営地については、食料、家具、菜園、給水、照明、無線、冷蔵まで検討されます。発電機の方式や価格を比較する手紙からは、調査拠点を作る仕事が機材購入と生活設備の選定にも及んでいたことが伝わります。料理人や助手の配置も同じ計画の一部です。
通信の遅れ、雨と虫、現場の説明の食い違い、作業許可を待つ時間が、文書を通して見えてきます。地形図と構造略図は完成した施設の図だけではなく、判断を共有し次の作業を承認するための道具でした。土器の図も含まれますが、文書群の中心は調査の実務です。考古学の知識が生まれる前提に、現地労働、交通、会計、遠距離の連絡があったことを、日付を持つ具体的なやり取りから理解できます。
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- 原刊
- 1930–1931年作成(未刊アーカイブ資料)
- 翻訳版
- 201頁
- 図版・挿図
- 10点
- 原刊言語
- 英語・スペイン語
SOURCE & PUBLICATION DATA
底本・公開情報
- 底本
- T. Egan-Wyer, Topographical Map and Accompanying Documents(1930–1931年)。Penn Museum Archives, PU-Mu.1105, Box 1, Folder 6。
- 権利・利用条件
- Penn Museumウェブサイトの公開アーカイブ文書スキャンを、同館の利用条件に基づき、非営利の研究・教育目的で使用しています。日本語翻訳・組版・注記は本アーカイブによる変更です。本版の商用利用は禁止し、再利用はPenn Museumの利用条件の範囲に限ります。PU-Mu.1105, Box 1, Folder 6. Courtesy of the Penn Museum.。
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